直感的結婚~恋はこれから~
「奥さん、今日からよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
かっこいい笑顔に思わず満面な笑顔で返してしまった。
「姉ちゃんも泰士さんもこっちも向いて。父さんたちに二人の写真を送るから」
幸哉が片手をあげてスマホを構えていた。両親には心配かけたくない。私はもう一度泰士さんを見てから、笑った。
泰士さんの笑顔で不思議と私も笑顔になれる。
「お二人、見つめあってください」
またもやカメラマンが無茶な要求をしてくる。
そっと泰士さんを見ると彼は穏やかに笑って私を見下ろしていた。
私も照れながら微笑み返す。こんな感じでいいのかな。
「おお、いいですね!本当にお二人とも表情が素敵ですよ」
カメラマンが機嫌よく再びシャッターを何度もきる。どんな表情なのか自分では分からないけど、どんなふうに仕上がるのか楽しみではある。
多分一生に一度の結婚式。きっかけはどうであれ記念に残るものとなる。だから、それなりに笑顔で写りたい。
今夜からは泰士さんとの生活が始まる。
今夜……もしかして初夜というもの。もしかして、もしかして!
「はい、よろしくお願いします」
かっこいい笑顔に思わず満面な笑顔で返してしまった。
「姉ちゃんも泰士さんもこっちも向いて。父さんたちに二人の写真を送るから」
幸哉が片手をあげてスマホを構えていた。両親には心配かけたくない。私はもう一度泰士さんを見てから、笑った。
泰士さんの笑顔で不思議と私も笑顔になれる。
「お二人、見つめあってください」
またもやカメラマンが無茶な要求をしてくる。
そっと泰士さんを見ると彼は穏やかに笑って私を見下ろしていた。
私も照れながら微笑み返す。こんな感じでいいのかな。
「おお、いいですね!本当にお二人とも表情が素敵ですよ」
カメラマンが機嫌よく再びシャッターを何度もきる。どんな表情なのか自分では分からないけど、どんなふうに仕上がるのか楽しみではある。
多分一生に一度の結婚式。きっかけはどうであれ記念に残るものとなる。だから、それなりに笑顔で写りたい。
今夜からは泰士さんとの生活が始まる。
今夜……もしかして初夜というもの。もしかして、もしかして!