直感的結婚~恋はこれから~
挨拶しただけでは簡単には覚えられないだろうからと三奈子さんが配置図を用意してくれた。ネームフォルダーのない会社だったから一人一人を覚えるのに時間がかかりそうだと思っていたから助かる。
初日だからなのか与えられる業務は本当に簡単なものばかりだった。
手が空いたときに目を通しておくようにと泰士さんから今までプロデュースしたイベントがまとめられているファイルを渡される。
そして、彼は林さんと共に急いで外出した。予定が書かれたホワイトボードによると、帰社予定時刻は夕方の4時。しばらく姿が見れないのかと思うと寂しい。
同じ会社だからいつでも顔が見れると思っていたのに。
あれ?
何で私は寂しいと思っているのだろう。
家に帰れば嫌でも顔は見れるというのに。
昼休みは社長に誘われて、近くのカレー屋さんに行った。
「どう? 泰士とのことで困ったことがあったらいつでも俺に言ってね」
「はい、ありがとうございます。まだ困るほど何もなくて……」
人に話せるものが何もないというよりもまだ泰士さんがどんな人か分からないことに困ってはいる。
初日だからなのか与えられる業務は本当に簡単なものばかりだった。
手が空いたときに目を通しておくようにと泰士さんから今までプロデュースしたイベントがまとめられているファイルを渡される。
そして、彼は林さんと共に急いで外出した。予定が書かれたホワイトボードによると、帰社予定時刻は夕方の4時。しばらく姿が見れないのかと思うと寂しい。
同じ会社だからいつでも顔が見れると思っていたのに。
あれ?
何で私は寂しいと思っているのだろう。
家に帰れば嫌でも顔は見れるというのに。
昼休みは社長に誘われて、近くのカレー屋さんに行った。
「どう? 泰士とのことで困ったことがあったらいつでも俺に言ってね」
「はい、ありがとうございます。まだ困るほど何もなくて……」
人に話せるものが何もないというよりもまだ泰士さんがどんな人か分からないことに困ってはいる。