直感的結婚~恋はこれから~
招待客は全部で70人くらいでもの多いといえる人数ではないけれど、盛り上がるには充分な人数。誓いのキスまで終えたあとは室内でお祝いの言葉や歌を聞きながらの食事時間。
どの料理もきれいに盛り付けられていて、美味しい。私なとにかく一つ一つに感動していた。
「うわっ、これも美味しいですね! お肉が口の中でとろけますよ。とろけたあとのこの余韻もまたいいですね」
「うん、美味しいね」
同じように美味しいと言ってくれる泰士さんが嬉しくて、私は食べるたびに感想を伝えていた。彼は楽しそうに応えてくれる。
「美琴の食レポは楽しいね。今週中でいいからこの結婚式の報告書を作って。森が写真撮っているからそれを借りてもいいよ」
「報告書ですか?」
「本来なら担当者が作成するけど、初めて参加した美琴の率直な意見を聞きたいから美琴がやってみて。いい?」
「はい! 頑張って作ります」
雑用以外のちゃんとした仕事を初めて任されて、大変だと思うよりも嬉しくて心が弾んだ。
そうとなったら忘れないようメモをとった方がいいかも。バッグからペンと手帳を出そうとする私の手に泰士さんの手が重なる。
どの料理もきれいに盛り付けられていて、美味しい。私なとにかく一つ一つに感動していた。
「うわっ、これも美味しいですね! お肉が口の中でとろけますよ。とろけたあとのこの余韻もまたいいですね」
「うん、美味しいね」
同じように美味しいと言ってくれる泰士さんが嬉しくて、私は食べるたびに感想を伝えていた。彼は楽しそうに応えてくれる。
「美琴の食レポは楽しいね。今週中でいいからこの結婚式の報告書を作って。森が写真撮っているからそれを借りてもいいよ」
「報告書ですか?」
「本来なら担当者が作成するけど、初めて参加した美琴の率直な意見を聞きたいから美琴がやってみて。いい?」
「はい! 頑張って作ります」
雑用以外のちゃんとした仕事を初めて任されて、大変だと思うよりも嬉しくて心が弾んだ。
そうとなったら忘れないようメモをとった方がいいかも。バッグからペンと手帳を出そうとする私の手に泰士さんの手が重なる。