キミを奪いたい
2.互いの秘密、後悔の涙
***
「あやの、お前最近機嫌良いよな」
「えっ!?」
「なになに、もしかして好きな奴でも出来たとか?」
「っ」
「え、うそ。マジかよ!」
リョウと逢えなくなって早三日。
本当なら逢いたくて逢いたくて仕方ないはずなのに、私は寂しくなるどころか逆に浮かれていた。
理由は簡単。逢えなくてもリョウが毎日電話してくれるから。
そりゃ逢えないより逢えた方が良いけど、逢えない分電話してくれるから全然寂しくない。
けど、リョウはそうじゃないらしく、電話をくれる度『早く逢いてぇ』とか『抱き締めてキスしてぇ』とか、赤面するような言葉を言ってくれる。
不満を吐露するリョウには申し訳ないけど、私はリョウと違って今の状況に満足してたりする。
だって、あのクールなリョウがすねてるなんて貴重すぎて。
出来るなら電話じゃなくて直接顔を見てみたいな、なんて意地悪なことを思っていたりする。
「あやの、お前最近機嫌良いよな」
「えっ!?」
「なになに、もしかして好きな奴でも出来たとか?」
「っ」
「え、うそ。マジかよ!」
リョウと逢えなくなって早三日。
本当なら逢いたくて逢いたくて仕方ないはずなのに、私は寂しくなるどころか逆に浮かれていた。
理由は簡単。逢えなくてもリョウが毎日電話してくれるから。
そりゃ逢えないより逢えた方が良いけど、逢えない分電話してくれるから全然寂しくない。
けど、リョウはそうじゃないらしく、電話をくれる度『早く逢いてぇ』とか『抱き締めてキスしてぇ』とか、赤面するような言葉を言ってくれる。
不満を吐露するリョウには申し訳ないけど、私はリョウと違って今の状況に満足してたりする。
だって、あのクールなリョウがすねてるなんて貴重すぎて。
出来るなら電話じゃなくて直接顔を見てみたいな、なんて意地悪なことを思っていたりする。