実は人じゃないんです
ヒナタと会った後、俺は病院に向かった
浮かれた足取りだってことは俺だってわかってる
それでもヒナタといれる事が嬉しかった

「お姉さんですが、最終検査をして、悪いところがなければ退院しても良いでしょう」

「ほんとですか!?」

その上医者はこういう。
自分の幸せが実感できた

「姉ちゃん、おめでとう」

「ありがとう、でも男の子なんだからあんまり泣いちゃあだめだよ?」

「はは。泣かねーよ!」

こうやって笑い合う事
会話できる事
隣を歩ける事が幸せで幸せでならなかった
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