実は人じゃないんです
ヒナタが消えたと同時に
眠っていた少女の指が動く

まさか、こんな簡単なことだとは
自分でも笑ってしまうけど

でも、分かる気がした


ヒナタは





誰かに愛されたかったんだ





その相手が俺だったのはきっと
「偶然」

でも…

「ヒナタ。おはよう」

ゆっくりと目を開けた少女に笑いかけた
< 82 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop