明日が来るまでそばにいて

幼馴染

直哉に会いたい。


一日中それしか思わなくなった。

私、直哉のこといつのまにか大好きになってた。
でもこの気持ちは隠す。
伝えちゃダメ。
迷惑だから。


そんなこと考えてたら、


コンコン。
ノックしたのに誰も入ってこない。

「どうぞ?」


ガチャっ。
入って来たのは大我だ。


「大我!!久しぶり!」

「み、、ら、、元気か?」

すごい心配そうな顔で聞く。

大我はいつもそうだ。私のことを妹のように心配してくれる。
迷惑をかけてばかりだ。

「大丈夫だよ。」

「美羅が病気って聞いてさ、俺もうダメかと思った。」

「大げさ(笑)心配してくれてありがとう。」

大我と話したのは久しぶりで話が止まらなかった。

直哉のことを話した。
礼央に会ったことも話した。
そんな話をしてたら面会時間が終わってしまった。


「今日は来てくれてありがとう!」

「おう!また近々くるからな!あっそれと、その直哉っていうやつ、お見舞いきてるのか?」

「うん!それが来てないんだよね(笑)」

「そっか、、、。じゃあな!ちゃんと寝ろよ!」

「またね!」



あ〜あ。
今日も直哉来てくれなかった。


もう来てくれないのかな?





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