明日が来るまでそばにいて
病気
ザーーーザーーー。
雨の音で起きた。
「うるさいなぁ」
今日の私は機嫌が悪い。いつもと違う朝だ。
いつも以上に頭がいたい。気持ちが悪い。吐き気もする。熱でもあるのかなぁ。
「美羅ー!おきてるのー!?」
お母さんがいつもみたいに言う。
「起きてる」
いつものように返事をして家を出た。
すごくクラクラする。なんでだろう。
そのとき、
ズキっ
ものすごい頭痛がした。
痛すぎて雨の中、その場にしゃがみ込んでしまった私。
それをみて、周りの人がコソコソ話してるのが聞こえる。だけど誰も助けてくれない。痛みに耐えられなくて倒れてしまった。
起き上がることができない。
なんで?
急にどうしちゃったの私。
みんな見て見ぬ振りをしていく。このままどうなるのかな、そう思ったとき
「大丈夫か!!!!!」
私に声をかけてくれたのは偶然にも同じクラスの男の子だった。
名前はなんだっけ?
伊勢くんだっけな。
「こっからすぐ近い病院あるからそこに連れてくからな!背中乗れるか?」
「お願い、、しま、、す、、」
頭が痛すぎてうまく喋れない。
「おう!お前ら手伝え!」
伊勢くんと一緒にいた友達も一緒に私を病院に連れて行ってくれた。
「あり、、が、と、、、、ぅ、、」
精一杯に言うと
「話さなくていいから!もう少しだからな!」
伊勢くんが言った。
私ほんとにどうしたんだろう。
病院につき、いろんな検査をした。
お母さんも病院にきた。
私の背中を撫でてくれた。それで少しは安心したよ、。
検査結果がでるまで2時間もかかった。
私とお母さんは先生に呼ばれた。
先生が真剣な顔で話し始める。
「単刀直入に言います。美羅さんは脳腫瘍です。最近頭痛が酷かったりしませんでしたか?この大きさですと2ヶ月前からのものだと考えられます。」
え?脳腫瘍?
そんなのありえない。
だっていままで全然我慢できたしそんな病気なんて、、、、、。
お母さんが
「手術すれば治るんですよね??」
必死に先生に聞く。先生は気まづそうな表情で、
「この大きさですと手術はできません。美羅さんには入院してもらい、治療をしてもらいます。」
「治療ってなにするんですか?薬飲むんですよね?副作用で髪の毛抜けたりしないですよね?抜けるだったら私、治療なんかしません!」
私が取り乱したように聞く。先生が
「副作用では髪の毛が抜けることもあります。治療をしなければ美羅さんの余命は2ヶ月です。治療をすれば5ヶ月まで伸びます。」
「ご、、かげ、つ、、?よ、、め、い、?」
びっくりした。
私、余命を宣告された。
私、治療をしても5ヶ月後には生きていないんだ。
そんなこと考えてたらお母さんが泣き出した。初めてみた泣き顔。私が泣かした。ものすごい親不孝者なんだと思った。
「私、治療します。よろしくお願いします。」
自分でもびっくりするぐらい力強い声が出た。それを聞いてお母さんが泣き止んだ。
「そうだよね、美羅が1番辛いもんね、頑張ろうね、余命なんて予想だもんね」
お母さんがそう言ってくれた。
私は頷いた。
「治療は来週からにしましょう。学校はどうしますか?」
先生が言う。
あっ、伊勢くんにちゃんとお礼言ってないや。言わなきゃ。
「明日で最後にします。明日行ったらやめます。」
私が言うと先生が言った。
「わかりました。では来週きてください」
「「ありがとうございました」」
お母さんと私が言う。
その日はそのまま家に帰った。
夜中にお母さんとお父さんの話声が聞こえた。
私のことだろう。
聞きたくないから布団に潜り目を閉じた。
なんで病気なんかになっちゃったんだろう。
毎日毎日つまんないとか言ってたからかな?
神様。どうか、つまらない毎日を返してください。
雨の音で起きた。
「うるさいなぁ」
今日の私は機嫌が悪い。いつもと違う朝だ。
いつも以上に頭がいたい。気持ちが悪い。吐き気もする。熱でもあるのかなぁ。
「美羅ー!おきてるのー!?」
お母さんがいつもみたいに言う。
「起きてる」
いつものように返事をして家を出た。
すごくクラクラする。なんでだろう。
そのとき、
ズキっ
ものすごい頭痛がした。
痛すぎて雨の中、その場にしゃがみ込んでしまった私。
それをみて、周りの人がコソコソ話してるのが聞こえる。だけど誰も助けてくれない。痛みに耐えられなくて倒れてしまった。
起き上がることができない。
なんで?
急にどうしちゃったの私。
みんな見て見ぬ振りをしていく。このままどうなるのかな、そう思ったとき
「大丈夫か!!!!!」
私に声をかけてくれたのは偶然にも同じクラスの男の子だった。
名前はなんだっけ?
伊勢くんだっけな。
「こっからすぐ近い病院あるからそこに連れてくからな!背中乗れるか?」
「お願い、、しま、、す、、」
頭が痛すぎてうまく喋れない。
「おう!お前ら手伝え!」
伊勢くんと一緒にいた友達も一緒に私を病院に連れて行ってくれた。
「あり、、が、と、、、、ぅ、、」
精一杯に言うと
「話さなくていいから!もう少しだからな!」
伊勢くんが言った。
私ほんとにどうしたんだろう。
病院につき、いろんな検査をした。
お母さんも病院にきた。
私の背中を撫でてくれた。それで少しは安心したよ、。
検査結果がでるまで2時間もかかった。
私とお母さんは先生に呼ばれた。
先生が真剣な顔で話し始める。
「単刀直入に言います。美羅さんは脳腫瘍です。最近頭痛が酷かったりしませんでしたか?この大きさですと2ヶ月前からのものだと考えられます。」
え?脳腫瘍?
そんなのありえない。
だっていままで全然我慢できたしそんな病気なんて、、、、、。
お母さんが
「手術すれば治るんですよね??」
必死に先生に聞く。先生は気まづそうな表情で、
「この大きさですと手術はできません。美羅さんには入院してもらい、治療をしてもらいます。」
「治療ってなにするんですか?薬飲むんですよね?副作用で髪の毛抜けたりしないですよね?抜けるだったら私、治療なんかしません!」
私が取り乱したように聞く。先生が
「副作用では髪の毛が抜けることもあります。治療をしなければ美羅さんの余命は2ヶ月です。治療をすれば5ヶ月まで伸びます。」
「ご、、かげ、つ、、?よ、、め、い、?」
びっくりした。
私、余命を宣告された。
私、治療をしても5ヶ月後には生きていないんだ。
そんなこと考えてたらお母さんが泣き出した。初めてみた泣き顔。私が泣かした。ものすごい親不孝者なんだと思った。
「私、治療します。よろしくお願いします。」
自分でもびっくりするぐらい力強い声が出た。それを聞いてお母さんが泣き止んだ。
「そうだよね、美羅が1番辛いもんね、頑張ろうね、余命なんて予想だもんね」
お母さんがそう言ってくれた。
私は頷いた。
「治療は来週からにしましょう。学校はどうしますか?」
先生が言う。
あっ、伊勢くんにちゃんとお礼言ってないや。言わなきゃ。
「明日で最後にします。明日行ったらやめます。」
私が言うと先生が言った。
「わかりました。では来週きてください」
「「ありがとうございました」」
お母さんと私が言う。
その日はそのまま家に帰った。
夜中にお母さんとお父さんの話声が聞こえた。
私のことだろう。
聞きたくないから布団に潜り目を閉じた。
なんで病気なんかになっちゃったんだろう。
毎日毎日つまんないとか言ってたからかな?
神様。どうか、つまらない毎日を返してください。