最初で最後の恋だから。ーセンセイー
少しだけ眠るつもりだったのに気が付けば7時を過ぎていた。
急いで着替えと授業の用意をして家を出た。
バス停まで走った。
バス停にはバスが丁度来ていて乗降の途中だった。
(良かった・・乗れた。)
「あれー、ゆずちゃん。」
少しかがんだ態勢で息を整えていた私に声を掛けてきたのは紗智だった。
「珍しいな。」
紗智の隣には古賀君がいた。
やはり、二人は付き合っているのだろうか。
(昨日の誤解をちゃんと解いておかなくちゃ)
「昨日はごめんね。
私、知らなくて。」
「・・・?」
「二人がつきあってること。
・・・なのに誤解されるようなことしてごめんなさい。」
紗智と古賀君は顔を見合わせて笑った。
「えぇぇ~、ゆずちゃんそれこそ誤解だってばっ!?」
「こいつとはただの幼なじみなんだけど。」
「でも・・・、一緒に登校してるし。」
にわかには信じられなかった。
どうみてもラブラブなカップルに見える。
「家が隣同士で家族ぐるみのつきあいがあって、妹みたいなものなんだ。」
「それに私、彼氏いるよ??」
「俺の兄貴と付き合ってるんだ。
一緒に登校してるのはボディーカードっていうか虫除けで。」
「ゆずちゃんも一緒に座ろうよ~。
前から色々おしゃべりしたかったんだ。」
紗智は素直だ。
思ったことを言葉にすることが出来る。
「ごめん私、本が読みたいから。」
前に行こうとすると紗智が手を引いた。
「人、いっぱいだよ?」
強めに言われ私は後部座席に座った。
急いで着替えと授業の用意をして家を出た。
バス停まで走った。
バス停にはバスが丁度来ていて乗降の途中だった。
(良かった・・乗れた。)
「あれー、ゆずちゃん。」
少しかがんだ態勢で息を整えていた私に声を掛けてきたのは紗智だった。
「珍しいな。」
紗智の隣には古賀君がいた。
やはり、二人は付き合っているのだろうか。
(昨日の誤解をちゃんと解いておかなくちゃ)
「昨日はごめんね。
私、知らなくて。」
「・・・?」
「二人がつきあってること。
・・・なのに誤解されるようなことしてごめんなさい。」
紗智と古賀君は顔を見合わせて笑った。
「えぇぇ~、ゆずちゃんそれこそ誤解だってばっ!?」
「こいつとはただの幼なじみなんだけど。」
「でも・・・、一緒に登校してるし。」
にわかには信じられなかった。
どうみてもラブラブなカップルに見える。
「家が隣同士で家族ぐるみのつきあいがあって、妹みたいなものなんだ。」
「それに私、彼氏いるよ??」
「俺の兄貴と付き合ってるんだ。
一緒に登校してるのはボディーカードっていうか虫除けで。」
「ゆずちゃんも一緒に座ろうよ~。
前から色々おしゃべりしたかったんだ。」
紗智は素直だ。
思ったことを言葉にすることが出来る。
「ごめん私、本が読みたいから。」
前に行こうとすると紗智が手を引いた。
「人、いっぱいだよ?」
強めに言われ私は後部座席に座った。