孤独な太陽と泣き虫な空


「さすがに、怪しすぎたかな?

それではどうだろう。
少しこの木の下でお喋りしてくれないか?


なんだか、うまく寝つけなくてね。」



そう、困ったように
まるで犬のように笑うその人に


なんだか少し優しい気持ちになって



「そうね、お話くらいならいいわ。」






私と彼は

木の下に腰掛けた。







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