孤独な太陽と泣き虫な空



私が彼を見て、優しく笑うと

彼は笑い返して

空を見た。



「そういえば先ほどまで今にも雫が溢れそうな空だったのに

今ではもう綺麗に星が見える」



そう、彼が輝いた顔で私に教えてくれた。






「ふふ、、本当ね。」




そうして私たちは 緩やかに 時を過ごして。


どれほど過ごしていたのかな。





「…そろそろ帰りましょうか。」



私は立ち上がって
広がるスカートから土を払う。



その手を、彼に掴まれる。






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