孤独な太陽と泣き虫な空
01.煌めき
なんてことない、朝の一言目。
挨拶もすっ飛ばした俺に
プーメリは近づく。
「ついに!ご決断なされたのですね!」
執事のプーメリは目を大きく開けて
キラキラとした眼差しを向けた。
プーメリ。
長年の付き合いだが、兄のようであり、父のようであり、
時に叱り、時に褒め、
そして何より俺のことを優先してくれて
俺の願いを叶えてくれる。
心強い臣下である。
彼無くして世界統一は出来なかったであろうといっても
過言でないほどである。