記憶。
ねえねえ今度みんなで遊ぼうよ?
暇を持て余していた私は、
健太に声をかけた。
いつもの教室、変わらないクラスメイト。
私 「ねえ、あそぼー?」
健太「誰と遊ぶんすか?」
私は近くにいた子に声をかけた。
私 「ねえねえ、4人で遊びにいこー?」
森本奈菜(モリモトナナ)小柄な女の子。
同じ研究テーマで活動している。
木下真央(キノシタマオ)
私と健太と同じ授業を選択している女の子。
森本奈菜と仲がいい。
健太「とばっちりでしょ。
ああ無理に来なくていいですよ?」
彼は2人に気を遣う。
彼が言うのも無理もない。
私は特に2人と親しいわけではなかった。
私は浅い関係ですらまともに作れない
ふわふわした存在だった。