僕の秘密
そして放課後。

やっと、千夏ちゃんと帰れる。千夏ちゃん迎えに行かなきゃ。

「おーい、翔!」

信太のやつなんだよ。僕がこのあと忙しいの知ってんのに。

「なに?」

「呼んでる。」

信太が指した方には、背が低くて長い髪をクルクル巻いている女の子が立っていた。

またこれか。めんどい。

「何かな?」

「あ、あの、少しいいですか?」

そう言って、校舎裏に連れてかれた。

めんどい。早く千夏ちゃんに会いたい。
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