立花あかり~過去編~
「お前は…」
ふぇ?あ、あたし人間の姿のまま寝ちゃった!?
「あ、えっと…」
気まずい。
というか見られてしまった…!
どうしよう、追い出されちゃう!
「お前…なのか?私を助けたのは?」
「あ、う…」
(コクリ)
「…ありがとうな」
えっ?あたし、嫌われないの?
「あの…」
「うん?」
「あたしのこと嫌ったりしないんですか?」
「なぜ?」
首を傾げてこっちを見つめる彼。
「お前は私の命を助けてくれた。それなのにその命の恩人を嫌うか?」
でも、あたしは…
「知っている。お前はあの子狐なのだろう?」
どうしてそれを…?
「お前の首に巻いてあるのは私があげたものだよな」
あっ…
「それに、部屋を掃除していたのもお前なんだろう?」
うっ…バレてたんだ。
「私が掃除していない部屋がなぜかきれいだったのでおかしいと思い、後をつけてみたら狐が人間の姿になって掃除をしているではないか」
なんか恥ずかしい…。
「…どうして話さなかったんだ?」
「あたしは…嫌われるのが…怖かった…」
うつむきながら言った。
もう、ここまで見られたらのなら、覚悟を決めよう。
あたしはここに来るまでのことを話した。
彼はその間も真剣にあたしの話を聞いてくれた。
「そうだったのか…よかったら、これからもここに居てくれないか?
私もこの見た目で あまり外に出られない…
お前がいてくれると毎日が楽しいんだ。
しゃべる相手がいてくれると いうのは少しばかりつらい現実から目を逸らさせてくれる」
「いいんですか?」
「ああ。改めて、これからもよろしくな」
よかった…これからもここに彼と一緒に暮らせるんだ!
ふぇ?あ、あたし人間の姿のまま寝ちゃった!?
「あ、えっと…」
気まずい。
というか見られてしまった…!
どうしよう、追い出されちゃう!
「お前…なのか?私を助けたのは?」
「あ、う…」
(コクリ)
「…ありがとうな」
えっ?あたし、嫌われないの?
「あの…」
「うん?」
「あたしのこと嫌ったりしないんですか?」
「なぜ?」
首を傾げてこっちを見つめる彼。
「お前は私の命を助けてくれた。それなのにその命の恩人を嫌うか?」
でも、あたしは…
「知っている。お前はあの子狐なのだろう?」
どうしてそれを…?
「お前の首に巻いてあるのは私があげたものだよな」
あっ…
「それに、部屋を掃除していたのもお前なんだろう?」
うっ…バレてたんだ。
「私が掃除していない部屋がなぜかきれいだったのでおかしいと思い、後をつけてみたら狐が人間の姿になって掃除をしているではないか」
なんか恥ずかしい…。
「…どうして話さなかったんだ?」
「あたしは…嫌われるのが…怖かった…」
うつむきながら言った。
もう、ここまで見られたらのなら、覚悟を決めよう。
あたしはここに来るまでのことを話した。
彼はその間も真剣にあたしの話を聞いてくれた。
「そうだったのか…よかったら、これからもここに居てくれないか?
私もこの見た目で あまり外に出られない…
お前がいてくれると毎日が楽しいんだ。
しゃべる相手がいてくれると いうのは少しばかりつらい現実から目を逸らさせてくれる」
「いいんですか?」
「ああ。改めて、これからもよろしくな」
よかった…これからもここに彼と一緒に暮らせるんだ!