星が繋いだキセキ
小学生になってからも相変わらず星が大好きで3年生の時に星座を習って気づいたら星座をほとんど覚えていた。いつしか星座は得意分野になっていた。そのなかでも私が好きだったのは…

「天の川…織姫…彦星…」

夏の星座で有名な童話にも出てくる天の川だった。

「きれい…。やっぱりきれい…。」

夏は2時間以上星を眺めていた。

「山に行ったらもっとずっとうーんと広く星を見られるのかな?」


そう思い私は夏休みにキャンプをしに行きたいと両親に頼んだ。すると…

「いいよ。いつがいいかしら?」


すぐに日程が決まった。


「夏休みじゃないけど七夕でいいかしらね?」

「あぁいいよ。」


その年の七夕は丁度、土曜日で次の日は家族全員休みであることから七夕にキャンプへ行くことになった。
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