* World glasses *+Story of bonus
待ち合わせ場所に向かった。
櫂さんの周りで 女の人達の目が釘付けになっている

嫌だ…見ないで
また櫂さん一人を 独占したい
黒い心の私がいる…

櫂さんが私を見つけて 近付いて来て 何も言わずに じっと見つめられている?

私 変なのかな?
一緒にいるの恥ずかしいの?
自分に自信がないから 不安で仕方ない。

「あの…櫂さん?」

はっとした感じの櫂さん。

「行こうか!」

きゃあ!手をいきなり繋がれて ドキドキし過ぎて パニック。

どうしょう、私、私、櫂さん…もぅ息さえ出来そうにないくらい…ダメ。

初めからキャパオーバーな私は ただ俯いて櫂さんに付いて行くだけ…幸せな気持ちにさえ、気付かずに…







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