* World glasses *+Story of bonus

私の彼

櫂さんに連れられ 途中スーパーで買い物して ここまで付いて来たけれど 心臓はさっきから あり得ない早さで動き続けている…

今からお家に行くの?
心の準備なんて 端から出来ていなくて だけど 櫂さんの側にはいたい

「ここが俺の住んでるマンション。駅からの道覚えた?」

「近いから、多分大丈夫です。」

オートロックの入り口を入り エレベーターで5階に上がる。櫂さんの部屋は突き当たりの角部屋。

ドアを開けて 部屋におずおずと入る。

「はい、ここに座って」
と ソファーに座らされる

ぐるりと見渡す部屋は、何で?と思う位、私が好きなナチュラルティストのインテリアで揃えられている

「櫂さん…この部屋、すごく気に入りました。私が好きなインテリアです。」

「えっ。俺の趣味好き?」

「はい。私の部屋のインテリアと似てます。びっくりするくらい…」

「へぇ今度は莓ちゃんの家にお邪魔したいな…」

櫂さんがニコっと笑う。

///やだ、恥ずかしい…
隣にぴったり体をくっつけて 顔を覗き込まないで…ち、近い、ものすごく…

ドキドキが半端なくて、櫂さんの顔が見れない…

「ねぇキスしてもいい?」

そんな///
答えられない事を聞かないで…

ギュッと抱き締められ 櫂さんの付けているマリンの香りがふわっと濃く香る…

頭がクラクラして 気が付いたら頬を両手で挟まれ見つめられていた。

どんどん目を伏せながら綺麗な顔が近付いて来て…唇が触れた…

あっ…キス…何度もちゅっちゅっと啄むキスをされ 脳はもぅ何も考えられなくなる…

「莓ちゃん。俺ヤバい…莓ちゃんのキス甘過ぎて やめれない…どうしょう俺…」

更に言葉での追い討ちをも掛ける櫂さんに 私は無抵抗で 心も体も捕らわれるだけ…

「可愛い…もぅ離せないな…この子。」

甘いキスをされながら、泣きそうになる。櫂さん、私あなたが大好きです…私の気持ち あなたに伝わっていますか?




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