柊くんはやっぱり意地悪だ
校内に入ると新入生で賑わっていた。
柊くんと同じクラスだったらいいな…なんて考えたら。
「お前…クラス表見えんの?」
なっ!!確かに身長低いけどさ!?!?
「み、見えるもん!!!…前に行けば…」
「…本当にバカだな、見てきてやるから待ってろ」
もうっ、優しすぎだよ!
柊くんの行動にいちいちキュンとくる私。
柊くんはたくさんの人並みを掻き分けながら
一番前まで見に行った。
そして遠くから叫んだ。
「…おい!!俺と同じクラス!!」
え!?!?嘘!?!?
もう神様仏様ありがとうございます!
「…え!本当に!?」
戻ってきた柊くんが言った。
「本当だよ、なんで嘘つくんだよ
てか、お前頬緩んでるけど?」
「そんなことないもん!」
ああ…柊くんはやっぱり意地悪だ。
その時だった。
ドンっっ。
「いった…」
「!!すみません!大丈夫…じゃないですよね…」
手を差し伸べてきたのはふわふわの栗色をした男の子だった。
私はそっと手をとって砂がついたスカートを払いながら起き上がった。
「あ、ありがとうございます」
「ケガしてませんか?すみません、全然前見てな…」
「おい、行くぞ」
柊くんが私の腕を引っ張って
その人との会話は強制終了させられた。
謝ってるのになんだか申し訳なくなって
「…あの!大丈夫ですから!気にしないでください!」
「ちょっと!柊くん!歩くペース早いよ!!
あの人と喋ってる途中だったんだよ?」
私が言った瞬間、パッと腕を放し言った。
「…あっそ、悪かったな!
素敵な出会いだったかもしれねえのにな!!!」
もう!!!!なんなの!?!?
…柊くんの態度がおかしいよ…。
柊くんは私を置いてけぼりにして
さっさと教室に入っていった。
柊くんと同じクラスだったらいいな…なんて考えたら。
「お前…クラス表見えんの?」
なっ!!確かに身長低いけどさ!?!?
「み、見えるもん!!!…前に行けば…」
「…本当にバカだな、見てきてやるから待ってろ」
もうっ、優しすぎだよ!
柊くんの行動にいちいちキュンとくる私。
柊くんはたくさんの人並みを掻き分けながら
一番前まで見に行った。
そして遠くから叫んだ。
「…おい!!俺と同じクラス!!」
え!?!?嘘!?!?
もう神様仏様ありがとうございます!
「…え!本当に!?」
戻ってきた柊くんが言った。
「本当だよ、なんで嘘つくんだよ
てか、お前頬緩んでるけど?」
「そんなことないもん!」
ああ…柊くんはやっぱり意地悪だ。
その時だった。
ドンっっ。
「いった…」
「!!すみません!大丈夫…じゃないですよね…」
手を差し伸べてきたのはふわふわの栗色をした男の子だった。
私はそっと手をとって砂がついたスカートを払いながら起き上がった。
「あ、ありがとうございます」
「ケガしてませんか?すみません、全然前見てな…」
「おい、行くぞ」
柊くんが私の腕を引っ張って
その人との会話は強制終了させられた。
謝ってるのになんだか申し訳なくなって
「…あの!大丈夫ですから!気にしないでください!」
「ちょっと!柊くん!歩くペース早いよ!!
あの人と喋ってる途中だったんだよ?」
私が言った瞬間、パッと腕を放し言った。
「…あっそ、悪かったな!
素敵な出会いだったかもしれねえのにな!!!」
もう!!!!なんなの!?!?
…柊くんの態度がおかしいよ…。
柊くんは私を置いてけぼりにして
さっさと教室に入っていった。