記憶がなくても
出会い
「おまえ誰?」
彼の言ったそのセリフに私は衝撃を受けた。




これは先月の雨の強い日だった



今日は奏汰とデート♪だから朝からるんるん放課後が待ち遠しいー!


「夏美おはよ。あんた今日はいちだんとるんるんなオーラ出てんね」



「おはよ美香!へへへっ♪」



この子は私の一番の友達麻木美香
本当に頼りになる私のお姉さんなの!


「そのオーラの理由は佐伯かー」


「そうなの♪今日奏汰くんと放課後デートするんだ」



「それはよかったね。あんなクールなドS王子のどこがいいんだか」




「奏汰くんはね優しいの!」

確かに奏汰くんは意地悪なところもあるけど…

でもそんなところも含めて好きなんだ!



「噂をすれば…」



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