引きこもりが脱出した結果。 seasonⅡ
一応、開ボタンは押すけど、顔を思いっきり下に向ける。
なんでっ、一番見られたくない人が来ちゃうの。
類「すいません。おまたせしちゃっ」
彼の足音が、急に止まるのがわかる。
類「お前、もしかして鈴?」
バレちゃった。
泣いてるのがバレないように、必死に息を整えながら類に尋ねる。
『何階ですか。』
類「え、ああ、俺は3階。」
行き先も同じじゃんっ
不幸の連続に、少し絶望する。