愛ノ塊 LOVE二人(百合)
蘭寿×安寿莉の物語り
伊南川 安寿莉 side
「茉李さん達、
やっと想いが
通じあったみたいですわね?」
と茉李達の事を思い出したのか
微笑む姉の蘭寿
「そうね…」
と私が素っ気ない返事をすると
「安寿莉、焼きもちでも焼いてるですか?
安寿莉には、私がいるのに…」
と私の顔を心配そうに見つめてくる。
「べ…別に、そんなんじゃないわ!!!
馬鹿なこと言わないでちょうだい。
お姉さまが、
茉李達の事ばっかり口に出すから…
わ…私には、
お姉さまが居れば良いんだから…///」
と言うと
「そう…
安寿莉がそう言ってくれて嬉しいわ!」
と私の腕に抱きついてくる