生きてあなたを愛したい
さっきの2人に捕まえられ、私は黒いバンに乗っていた。


昔、よく皐月と私と3人で遊んでいた若葉(ワカバ)と、謎の再開を果たした。



「俺黒龍の幹部なんだ…。ていうか、心臓病は今どうなの?」



はい。終わったー。

この発言であの学校で真琴しか知らなかった事が、バンに乗っている人達にバレました。


と言うことはこの人たちは黒龍ってこと…。



その後、質問攻めにあって…誘導されるかのように全て吐いてしまった。




ーーーーーーーーーーーーーーーー



そして現在、誰だか分からない黒髪さんの部屋に2人きり…。



凄く美形でいらっしゃる。




「何で…」


ていうか誰ですか…。



「今日からお前は黒龍の姫だ」

「…え」



確か、どこかで聞いたか話では…

「姫って誰かの彼女でしょ」





「あぁ。」

「私は誰の彼女でもない」

「いいんだよ。俺が気に入ったんだから」





何この会話。
意味不明…。






「あの、とりあえず名前は?」

「俺は堂島 優雅(ユウガ)だ。」




…………………………堂島組じゃん!!!!

まじかよ…。
もうやだ…。



私は小さくため息をついて、座っていたソファーを立ち上がった。

でも………














ーー黒龍から皐月を奪った事を償えるなら…
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