生きてあなたを愛したい
その後、いろいろあれもこれもと買っていただいて、3時間の買い物の後、家に帰りついた。
ふと、窓の外を覗くと、外の警備の人と誰かが会話しているのが見えた。
「みんなーっ」
窓から呼ぶと、そこには黒龍の幹部と真帆が揃っていた。
「真澄(マスミ)(警備)さん!その人たち、覚えてください!」
「了解しました〜」
真澄さんは軽く手を上げて私に返事を返した。
みんなは恐る恐る中に入り、玄関で待ち構えていた組員の人たちが、私のいる部屋まで案内してくれた。
「久しぶり…どうしたの、みんな」
「いや、なんか会いに行くかーってなってさ」
龍馬さんは私に袋を差し出した。
中を覗くと、水とお菓子が入っていた。
ありがとう、と受け取って私は言った。
「連絡くれれば行ったのに」
「いや…さすがに無理させられねぇよ」