生きてあなたを愛したい

開くと、｢葉月さんへ｣と書かれたルーズリーフだった。

私を励ます、というか応援するメッセージがページを埋め尽くすほど書かれていた。
鬼頭先生、水谷先生、徳孝先生、五条先生、増田先生。あと、仲良くなった2人の看護師さん。



暇な時、よく話しかけていると返事をするように、ポコっとお腹をける。


｢優雅は？｣


若葉が、ジュースのストローを噛みながら言った。



｢仕事。最近、発作が酷いから仕事に行きたがらなかったんだけど、私が圭斗さんに言って連れてってもらったの｣


｢｢発作！？｣｣



皐月と真帆が言った。


｢うん、最近酷くって…。優雅も変に心配してさ｣



｢そうなんだ…。今は平気？｣


愛二は凄く不安そうな顔をした。

いつもニコニコ笑って、藍音と喧嘩してるイメージの愛二がこんな表情だと、なんか…。