生きてあなたを愛したい
早い 優雅side
最近、葉月の発作が酷く、心配だ。
本人は大丈夫大丈夫と笑うけど、俺は毎日不安で仕方がない。
2人に何かあったら、と考えてしまう。
竜が運んできたご飯を美味しそうに食べる葉月。
「ねぇ、どうしたの?今日ずっと口数少ないね…。いつもだけど。」
「いや…何にもねぇよ」
葉月の肩に手を回して抱き寄せる。
食べにくい、と文句を言いながらも、はらわずにご飯を食べる葉月。
すると、急に茶碗を置いて、ふーっ…と息を吐いた葉月。
みんなの視線が葉月に集まった。
「いっ…た…」
「葉月ちゃん…?」
お袋が駆け寄ってきた。
前かがみになって、どこかを痛がる葉月を支える。
…まさか…。だってまだ…早いだろ…。