生きてあなたを愛したい
『女2人〜?あぁ、ここにいる2人の事かー?1人はもう喋れねぇくらい痛めつけたけどな』


「「「「テメェ!!!」」」」

「「「くそ!!!!」」」









守れなかった…2人とも…。

くそ…巻き込んでしまった。



「喋れる方の声を聞かせろ」


『いいぜー、ちょっとだけだ。おい、女、こっちに来い』


暫くお互い沈黙が続く。

『もっ、もしもし…』




怖いのか、震えて涙声の…真帆。


「真帆!!無事か!?」

『私は…大丈夫…っ…どうしよう龍真…っ』





「直ぐに助けに行くからな!!」

『違うの!!!…は…葉月がっ!!』


「「葉月がどうした!?」」


泣いて嗚咽が酷い真帆。






俺と若葉は声を荒らげる。


『返事しないの…っ!!……助けてよ…っ』

くそ!!!!

嘘だろ…死ぬなよ葉月!!




龍真は、大丈夫だから。葉月は死なないと、真帆を落ち着かせる。

ほかの奴らは目を伏せる。



< 31 / 323 >

この作品をシェア

pagetop