生きてあなたを愛したい



文句言うなっ、と言われながら私はベッドに寝かされた。

「食器とか、置いといていいからね」


私の仕事だし…。と言うと、優雅は、無理しすぎ。と私の額にデコピンをした。


「お袋が来たら起こしてやるから、それまで寝てろ。起きた時まだ顔色悪かったら今日は中止だ」



今日は冬乃さんに、羽悠と羽音を預けて、久しぶりに2人で羽を伸ばせ、と雅人さんに言われていた。

私は、うん、と頷いて目を閉じた。

沈むように深い眠りについた。


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