生きてあなたを愛したい
ーーーーーーガラッ
「やっと付き合ったかーっ」
「あ、愛二っ…」
愛二が嬉しそうに入ってきた。
その後に続いて、幹部みんな。それからすっごい嬉しそうな真帆。
「葉月ぃ〜っ」
「わぅっ…苦しいよ、真帆っ…」
ーベシッ
「痛い!!!!…優雅!!!!?何すんの!!!!」
「俺のだ。触んな」
その言葉で、真帆がキャーッと騒ぐ。
龍真さんが「恥ずかしいヤツ…」と呟く。
龍真さんは優雅からどつかれていた。
「よかったね、葉月ちゃん。…はい。コレ」
嬉しそうに私にお茶をくれた薫。
「皐月、なんて言うかな…。葉月ちゃんのこと俺たちに言わなかったってことは、それくらい大事にしてたって事だろ?きっと…優雅を怒るかな」
薫の言葉で病室は静かになった。
「そうだな…」
「どこにいんだろうな…皐月」