生きてあなたを愛したい



そう考え事をしていると、誰かにぶつかって尻もちをついた。




「お前軽いなぁ、俺にぶつかっただけでコケるなんて。大丈夫か?」





笑いながら手を伸ばしたのは、

ブレザーを片手に持っていて、カッターシャツは上から3個まで全開。

当然、ネクタイもゆるゆるで、ズボンには違和感を感じないけど、腰パン。



…髪は銀髪で、ピアスは左耳に3個、鼻に1個。



そうだね、忘れてた。







ここ、不良校だったね。




「何やってんの〜。てか、あんたガタイいいの分かってないの?」




男の人の手をペシンと払って、私を立たせてくれた女の人。
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