生きてあなたを愛したい
「親父…、飛山組は潰していいんだな?」




「あぁ。正直目障りだった。お前達だけじゃ無理だったら連絡でもなんでも寄越せ」






頼ることはないかもな。そう言って俺達は組長室を飛び出した。




柳田を引きずって、車で飛山組に向かった。




相変わらず大きな屋敷。
警備が厳重だ。



真帆は柳田と一緒に堂島組に帰った。






「ちょっとまて、誰だ貴様ら」






警備の男が俺たちに言った。
こういうことに慣れていない幹部たちは黙って目を見合わせる。




「誰に口を聞いている?」

「あ?」

「俺を見たことがないか…いや、それもそうか…警備をする下っ端が……堂島組なんて滅多にお目にかかれないよな」






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