午前0時のシンデレラ
「いいから、照れんなって!」
ますます面白そうにも三枝は笑って、
「……その恋、大事にしろよな」
と、笑顔を向けた。
「……ああ」
答えると、
「…よし!」と、頷いて、
「今夜は、とことん飲もうぜ! 付き合ってやるよ。おまえののろけ話にもな」
と、少し酔った赤ら顔で、本当に嬉しそうにも話した。
「……ありがとうな」
相変わらず照れが隠せないまま返すと、
「……応援してるぜ?」
と、心から喜んでくれているようにも言って、三枝は力強く俺の肩を叩いたーー。