午前0時のシンデレラ
「ああ、おまえの方こそ元気だったのかよ?」
応じると、三枝は横の彼女に目を向けて、
「……ああ。それにしても今日はまた、とびっきりの美人を連れているんだな。おまえには珍しい清楚で美しい女性じゃないか?……恋人なのか?」
ぶしつけに訊かれて、「まぁな…」と答えて、
「ああ、彼は三枝と言って、アパレルメーカーのトップなんだ」
と、彼女に紹介をすると、
「よろしくお願いします」
互いに握手を交わした。