午前0時のシンデレラ
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……なんの進展もないまま食事が終わって、帰る頃にもなる。
店を出て、駅までの道を歩きながら、
(今夜こそは、このシンデレラをすぐに帰すわけにはいかない)
と、思い立った。
後ろから付いて来ていた彼女を振り返り、
「…なぁ、もう一軒バーにでも行かないか?」
と、誘いかけた。
「……でも、そうしたら電車がもう…」
「なくなったら、送っていくから」
と、気乗りしてない風の彼女に言いつのった。
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