〜超能力者の少女は暴走族のお姫様。〜
というか、それよりも、、
「…テストで平均なんて…無理」
「えーっ、いけるよ〜。平均、300点くらいだよ?」
どうやらふーちゃんは頭が良いらしい。
300点なんて無理だ。
「いつもどのくらいだ?」
「…たしか…10〜20?」
「はぁぁ!?」「ええっ?」
光輝さんとふーちゃんの声がハモる。
超能力に頼って生きていた私は、学力なんていらないのよ。
「どうしたらそんな点数が取れるんだ?」
「1教科4点?あり…えない」
2人にバカにされて少ししょんぼりとする。
「諦めて罰を受けた方がいいんじゃないか?」
光輝さんが意地悪な提案をしてきた。
普通そこは、教えてくれるとかじゃないの?
「…罰って…?」
「1週間、龍に従うとか。龍の家でお手伝いとかやらされるらしいよ…。」
ふーちゃんが遠慮がちに教えてくれる。
お手伝いさん?
絶対にヤダ…