会いたい、ただそれだけのことなんです。







係員さんの声が鳴り響き、ゆっくりと進んでいった。




ジェットコースターを乗り終えた後は、ほとんど無心状態。




速すぎて何も感じなかった。




ほとんどっていうのは、ちょっとだけ胸が傷んだから。




だって、ジェットコースターを降りてすぐに悠夜は心桜の心配ばかりしてたし。




それに…………




前に座っていた二人のある場面が脳内に浮かぶ。






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