会いたい、ただそれだけのことなんです。







まるで、氷に埋まったりんねを救う太陽みたいに。




「はぁ~、笑った笑った。で、なに?」




悠夜がりんねの好きな笑顔で聞く。




「あの、さ……」




こんな日常さえもなくなってしまうと考えると、胸が苦しくなる。




「や、やっぱりなんでもない!」




言った直後に後悔した。






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