会いたい、ただそれだけのことなんです。







「何~?」




うちの名前を口にした菜月に返事をする。




木の上の葉の横から顔を覗かせると、そこには菜月と有希(アキ)がいた。




「遊ぼー」


有希の少し棒読み感が出てる言葉を聞いて、急いで木の下へとジャンプして降りた。




「もう、りんねったら。いつも女の子らしくしなさいって言ってるじゃん。」




降りるとすぐに菜月の呆れ声を聞く。








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