そのプロポーズお断りします!
その2。 お料理はとっても美味しいです。
翌朝、早く起きて浴室に向かう。

銭湯の様にシャワーが並んだひとつでシャワーを浴びていると、

優奈(ユウナ)ちゃんが私の隣に立った。

きっといつもの朝のランニングの後なんだろう。

優奈ちゃんは高校の体育教師だ。

「おはよう。」と笑顔をで挨拶すると、

「悠里ちゃん、珍しいね。」

「うーん、昨日送迎会だったから、帰ってそのまま寝ちゃった。」と笑うと、

「それだけ?…キスマークついてるけど…」

「えッ?どこ?」

「ココとココ。」と首の下を指でつつく。

「…」私は急いで鏡を確認すると、クッキリ赤いマークが確認出来た。

はああーとため息をついてシャワーを止めて湯船に入ると、

「ねえねえ。彼氏ができたの?」とニコニコしながら私の後を追って、湯船にドボンと入ってきた。

「…彼氏じゃない。」

「…キャーエッチ。」

「…キスしただけだよ」…危ない状況でしたけどね。

「首までキスって、どんだけ激しいのよ。」

「…うーん。そうかな」

「そうだって!キスマークってそんなにつかないよー。
まだ彼女じゃないのにキスマークつける男。独占欲強そう。」と楽しそうだ。

まあ、そうなんだろうか…
肩に担いで有無を言わせず家に連れて帰ってたし…

と私が考えていると、

「悠里ちゃん、遅刻するよ。」と優奈ちゃんが笑って湯船から立ち上がる。

私も慌てて湯船を飛び出した。



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