ウラガエシ

許せないのに、打ち明けられない。

愛されているという嘘が、孤独という真実を塗り潰して、もうどこにも本当の事を言えなかった。


なのに、どんなに義母に尽くしても。

−−必ず、最後は愛子の話。

その繰り返しの、五年間過ごしてきた結婚生活。



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