梅が咲いたら
「梅乃ちゃん、起きてる?」

女将さんが、ふすまを少し開けて覗いた。

「お茶飲んだら、下行きます。」

「今日も、予約入ってるからよろしくね。」

「はーい。」

お茶を飲んで、パジャマのまま、一階の台所に行った。

今日は、お味噌汁とご飯と玉子焼きと筑前煮だった。

「いただきます。」

「どうぞ。」

ゆっくりのんびり食べた。
< 2 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop