きっとあなたは知らないでしょう?
ねぇ中山,もし私があの子より先に出会っていれば今何か変わっていましたか?
私が隣にいる未来を見るコトができましたか?

あなたがあの子が好きでも,私はあなたのコトが好きなの。
あの子よりあなたのコト好きだよ。
世界で一番好きだよ。
一番あなたのコト想ってるのは私だよ。

話したコト..ないよね。
私のコトも知ってるかわかんない。
じゃあ,どこが好きなの?って思うカモしれないケド
好きなのに理由なんてないんだよ。
自分でも,よくわかんないケド自然と目で追ってたり,あなたのコトばかり考えてしまうのはあなたのコト好きってコトなんだよね.....

「大西告ったって!!
大西とは同じクラスの男子。
告った相手は私の親友のユリ。自分ではバレてないつもりだろうケド,好きってバレバレだった。
それから大西とユリは付き合うコトになった。
ピンチ?もあったがなかなか上手くいってる。

体育祭の練習が始まった。
並ぶ時はいつもあなたは私に背を向けて遠くにいる。
練習後,男子が足りずユウカと手伝った。
そしたら,ご褒美なのカナ?中山がいた。
話せなかったケド近くにいた。あんなに遠くにいた中山がこんなに近くにいる。

最近朝,いつも会う。
学校に行く途中の角でいつも会う。
「おはよう」って言えたらいいのに。
笑顔で駆け寄れたらいいのに。だけど,私にはそんなコトできない。
きっと迷惑だろうから。
そして夢でもあなたに会うんだ。
浴衣を着ているあなたや笑顔のあなたが出てくれるんだ。
知ってる?
夢には2つあるんだって。
私があなたを好きだから夢にでるのと,あなたが私を好きだから会いにきてくれるの。
きっと,私があなたを好きだからだよね。
だけど,もし違ったら....って考える時もあるよ。
違うってわかってるケド,期待してしまう日もあるよ。

体育祭も終わった頃,ユリが突然言い出した。
「ウチ,もう別れよっかな....」
「なん言いよん。上手くいっとったやん!!」
ユリによると,大西にムカついてきたらしい。
確かに私も最近大西を見ててムカつく時がある。
大西は前の席だからよくわかる。
なんか,偉そう。
最初はこんな人じゃなかったから付き合ったらしい。
私も,最初は少しいいなって思った時もある。
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