らずべり味〔徒然日記〕
慌てて実家に電話するが、通じない。



こんな時、携帯は役に立たない。




焦ってるせいか、災害伝言もうまく使えない。





そして先輩を見つけ、公衆電話へ向かう。




そちらは通じて、母が電話に出た。





「かなり揺れたよ〜 でも家は大丈夫よ。」



母の、のんびりした声に力が抜ける。他の家族も元気のようだ。




「ねぇ、外に出られるようだったら、アパート見て来てくれない? 無理はしなくていいから!」



私は一人暮らしで、自分の住む所も気になった。





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