らずべり味〔徒然日記〕
翌日も。





別に約束もしてなかったけど、その男子たちと自然に一緒に走っていました。






一緒に何かをすると、不思議と連帯感が生まれるもので…





最終日には、走り終えてから、男女入り混じって自販機に向かっていたのです。






「らずは、コーンスープだよね?」



「うん!」




そんな会話をしながら、順番を待ってると…









「ほら…」



と、目の前にコーンスープが差し出され





見上げると、カップを持っていたのは一緒に走ってた男子の一人で









私が片思いしている、男の子でした。









< 139 / 169 >

この作品をシェア

pagetop