らずべり味〔徒然日記〕
でも現実は、彼女たちは亡くなり、私は生きている。




生きてる意味が分からなくなる私でも、ここにいるべき理由が、何かあるのだろう。







話が随分逸れてしまったが、それも小説で伝えたかった。




生きてるのが苦しくて、辛くて、人生を止めてしまいたい時がある人も、いると思う。




でも世の中には、まだ生きたかったのに、死ななければならなかった人もいるのだ。





心臓が動き、呼吸をし、体が生きる働きを続けている限り、自分で勝手に止めてはいけない。






私が言いたいのは、病気の人に延命処置をするという事などではなく、まだ十分生きられるのに、止めてしまってはいけないという事だ。






それを、どうしても伝えたかった。






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