らずべり味〔徒然日記〕
ビクビクしながら乗ったタクシーだったが。



ボッタクられる事もなく、無事ルーブル美術館の近くに着いた。





お洒落なカフェで談笑する人々を見ながら、シャンゼリゼ通りを歩く。




やっと、パリに来たんだと実感がわく。




雑貨屋の店員さんも優しかったし、友人の目的のバックもゲットした。




私たちのホテルは有名ではないらしく、帰りのタクシー運転手さんは迷ってしまった。




でも私たちには見覚えのある場所まで来てたので、ここでいいと言った。



しかしドライバーさんは料金メーターを止めて、きちんとホテルの玄関まで送り届けてくれた。





そんな人々の優しさに触れ、私の心も少しずつ、ほぐれていく気がした。






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