恋の法則〈+〉
クスッと笑いながら飴をポケットから取り出す

こういうところも女の子らしい


学校に近付くと人集りが出来て騒がしい

アイツらが来たことは一瞬で分かる

華「な、なっちゃん…何かあったのかな?」
騒がしいだけでびくびくしている華音

どうしよう。。。言えない

服の裾をギュッと掴む華音はやはり怖がっている

「珍しいものでもあったんじゃない?大丈夫よ、向こう側を通ったら平気でしょ?」
人集りから離れた方へ華音の手を引いて連れて行く

華「け、喧嘩とかじゃないよね?」
「大丈夫大丈夫」
宥めながらどうにか人集りを通り過ぎて玄関まで辿り着けた

「ほら、ここまできたら平気でしょ?教室に行こ」
華「うん」
< 6 / 310 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop