* Wonder-room…No.7 *
店で ちょっと飲んで気分よくマンションに帰る。確かに独り暮らしだと、今までみたいに、愛斗さんや大秦さんや輝君などに会わないから ちょっと寂しいかも…

「私、今日寂しくないよ。お兄ちゃんがいてくれて 良かった。ありがと!」

お酒の力で、少し素直に本音が言える

「もう寧々、お兄ちゃんを喜ばせる天才。あ~可愛い…」

また抱きしめてくるし…
顔中にキスされる。すぐ調子に乗る兄…

「寧々が彼女だったら 良かったのに…俺 本当に寧々が大切で 大好きだから。1度でいいから、寧々からキスして…お願い」

はぁ?ムリムリ…無理でしょ?
出た。奏夢兄の無茶ぶり…

「///寧~々」

可愛く言ってもダメなのに…待ってるし、目うるうるしてるし…で負けた。

「一回だけだからね。ほっぺただよ、わかった?」

「やった~!」

大の大人なのに、はしゃぐ兄…

「お兄ちゃん背が高いから 椅子に座ってよ」

ストンと座った兄に 近づきキスを…

あれ?あれあれ?
頬にしたはずのキスは この感触は…

すっと移動して唇にキスをしてる…しかも離してくれないし、舌まで入れてくる…

あ~。

「ご馳走さま。おかわりしていい?」

いいわけないでしょ?

「もう、お兄ちゃん嫌いになるよ?」

「寧々ごめん。もう唇にはしないから許して!」

まだ諦めてないのか…こんなんで、これからの同居生活やっていけるのか…大丈夫か私…



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