* Wonder-room…No.7 *
インターホンのモニターに見えるのは…執事の三神。

インターホンで応答して、コンサルジュが確認して、ロック解除。

今三神がエレベーターで この部屋まで来る…

さっきのは 何が起こった?お兄ちゃんは どうなった? 向こうに戻るのが怖い…

だけど 執事の三神を呼んだのは お兄ちゃんだから、私は悪くない。

部屋の様子を恐る恐る見に行くと…
お兄ちゃんが 色々片付けて 何事もない感じで ソファーに座っている…

えっ?どういう事?私ばっかり あたふたして動揺してるみたい…

またピンポーンと鳴った…お兄ちゃんが、玄関まで向かう

「さっきの事は 二人だけの秘密な…」

ちゅっとおでこにキスして 玄関の扉を開ける兄…

なっ///
誰にも言えないし 当然封印したい…勝手に甘い思い出みたいに 捏造しないで…

やたらムカついていたら 三神が

「寧々お嬢様、女の子の日ですか?お薬 ご用意しましょうか?」

と 私にだけ コソコソと聞いて来た

全然違うし検討違いな お世話を焼かれ イライラしていたら

「寧々は俺との甘い時間を邪魔されて ご機嫌斜めなんだよ…」

と三神に言う兄に 唖然として言葉を失った…
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