* Wonder-room…No.7 *
会社のエントランスでお兄ちゃんに会う…
「おはようお兄ちゃん」
「こら社内では 副社長と呼べ…」
キリッと よそ行きの顔でエレベーターを待つ男と私の横に佇む 王子の男…
間に挟まれた私は…眼鏡の地味スーツの目立たない女…
格差激しく 余計にお互いが目立ってしまう
エレベーターが到着して、三人で乗り込む。珍しく無言で上昇する階数…
あ~あ 私お嬢様じゃなかったら、絶対あり得ないシチュエーションだよね…
未だ 専務という名前だけの飾り物だと思われてるから…仕事は真面目に 煌さんに鍛えあげられてるのになぁ…
だけどだめだよ…私のポジション譲れないから…悔しかったら、ここの位置まで上がって来てよ
私が負けを認めたら 潔く譲るから…陰口叩く暇あるなら、成果ある仕事をして…仕事は裏切らないから…
チーン…扉が開き 廊下を歩き 専務室に向かう私の腕を掴むお兄ちゃん…
「寧々はこっち…煌30分だけ俺の部屋に連れて行く。調整頼む…」
「はいはい、専務巻いてお願いしますよ…」
ニマニマ笑いながら 煌さんが専務室に入って行った
副社長室に二人で入り 扉に壁ドンされる…
「さてと 説明してくれる?」
いきなり何?まだ何も話してはいないと思うんだけど…何この尋問感の圧…
「は?何が?」
「俺が易々とスルーすると思う?寧々を何年見続けていると思うんだよ?直ぐわかるんだからな」
怖い…ここにもいた…
私の回りには 怖い人がいます…
だけど、他の人には知らない顔なので…
「頭の中で 会話を始めるな…」
エスパー?この鋭さ参りました…でも…
「お兄ちゃんは何が聞きたいの?私に何を言って欲しいの?」
「///寧々手強い…仕方ないな。じゃあさ これは何かな?」
指ですーっと首筋を撫でられる
ビクン…
「///やっ…」
「ほらっ言えよ!」
「///お兄ちゃん…」
「そんな顔で見んなよ…俺っ。」
「あのね…」
「///やっぱ言うな…」
ぎゅっと抱きついたのは私…だって お兄ちゃんには 自分からきちんと言いたい…
「お兄ちゃん聞いて。寧々に彼氏が出来ました。それと相手は…」
「久遠 愛斗 28才。管理人及び謎の多い料理人…俺様かつ今は寧々に溺愛中、マンションの住人全てを敵に回した男、そして俺に世界一嫌われた男。違うか?」
ほぇ…お兄ちゃん…
『探偵業今日から初めます』の看板 すぐに出せるよ…しかも、完璧に調べあげてる。昨日の今日で…恐ろしい情報網。誰から聞いたの?
「お兄ちゃん、まさか盗聴機付けてる?」
「んな訳ないだろ?」
「寧々の結婚するかも知れない相手は全部把握済みだ。だから お兄ちゃんに隠し事はなしだからな…特にこれは酷いな…あいつ 締め上げだな…」
キスマをゆっくり撫でられ 焦る…
「お兄ちゃん…私だって恥ずかしいんだから そっとしておいてよ…」
私 婚約したのに、言わせて貰えないのは何故?
お兄ちゃん そろそろ私から卒業しようか?
「おはようお兄ちゃん」
「こら社内では 副社長と呼べ…」
キリッと よそ行きの顔でエレベーターを待つ男と私の横に佇む 王子の男…
間に挟まれた私は…眼鏡の地味スーツの目立たない女…
格差激しく 余計にお互いが目立ってしまう
エレベーターが到着して、三人で乗り込む。珍しく無言で上昇する階数…
あ~あ 私お嬢様じゃなかったら、絶対あり得ないシチュエーションだよね…
未だ 専務という名前だけの飾り物だと思われてるから…仕事は真面目に 煌さんに鍛えあげられてるのになぁ…
だけどだめだよ…私のポジション譲れないから…悔しかったら、ここの位置まで上がって来てよ
私が負けを認めたら 潔く譲るから…陰口叩く暇あるなら、成果ある仕事をして…仕事は裏切らないから…
チーン…扉が開き 廊下を歩き 専務室に向かう私の腕を掴むお兄ちゃん…
「寧々はこっち…煌30分だけ俺の部屋に連れて行く。調整頼む…」
「はいはい、専務巻いてお願いしますよ…」
ニマニマ笑いながら 煌さんが専務室に入って行った
副社長室に二人で入り 扉に壁ドンされる…
「さてと 説明してくれる?」
いきなり何?まだ何も話してはいないと思うんだけど…何この尋問感の圧…
「は?何が?」
「俺が易々とスルーすると思う?寧々を何年見続けていると思うんだよ?直ぐわかるんだからな」
怖い…ここにもいた…
私の回りには 怖い人がいます…
だけど、他の人には知らない顔なので…
「頭の中で 会話を始めるな…」
エスパー?この鋭さ参りました…でも…
「お兄ちゃんは何が聞きたいの?私に何を言って欲しいの?」
「///寧々手強い…仕方ないな。じゃあさ これは何かな?」
指ですーっと首筋を撫でられる
ビクン…
「///やっ…」
「ほらっ言えよ!」
「///お兄ちゃん…」
「そんな顔で見んなよ…俺っ。」
「あのね…」
「///やっぱ言うな…」
ぎゅっと抱きついたのは私…だって お兄ちゃんには 自分からきちんと言いたい…
「お兄ちゃん聞いて。寧々に彼氏が出来ました。それと相手は…」
「久遠 愛斗 28才。管理人及び謎の多い料理人…俺様かつ今は寧々に溺愛中、マンションの住人全てを敵に回した男、そして俺に世界一嫌われた男。違うか?」
ほぇ…お兄ちゃん…
『探偵業今日から初めます』の看板 すぐに出せるよ…しかも、完璧に調べあげてる。昨日の今日で…恐ろしい情報網。誰から聞いたの?
「お兄ちゃん、まさか盗聴機付けてる?」
「んな訳ないだろ?」
「寧々の結婚するかも知れない相手は全部把握済みだ。だから お兄ちゃんに隠し事はなしだからな…特にこれは酷いな…あいつ 締め上げだな…」
キスマをゆっくり撫でられ 焦る…
「お兄ちゃん…私だって恥ずかしいんだから そっとしておいてよ…」
私 婚約したのに、言わせて貰えないのは何故?
お兄ちゃん そろそろ私から卒業しようか?